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1998/5/20
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丸岡城の姉妹城
Marksburg

マルクスブルグ城

1.歴史

マルクスブルグ城はライン河畔で破壊されたことの無い唯一の城で、1231年に初めて文書に記録されて以来、今日までいつも人が住んでいました。礼拝堂の塔のロマネスク様式の承木(うけぎ)や、同様式の館の入り口の造りなどから、初期の土台建築はおよそ1200年頃と推察されます。従って皇帝ハインリッヒ4世が1105年に彼の息子から逃れて、逃走中この城に逃げ込んだという伝説がありますが、これは事実では無いようです。

古い文献に記述されている最初の城主たちはエップシュタイン家の人々で、1283年にカッツェンエルンボーゲン伯爵家に継続されました。当時帝国の中でも最も富裕で勢力のある伯爵家に数えられたカッツェンエルンボーエン家は、1437年までこの城を所有していました。当時ロマネスク様式の館は拡張され、ゴシック様式の大広間となり、1437年には聖マルクスが奉納されたという礼拝堂に関する最初の記述もあります。城の名は、初めブルク ブルーバッハ(Burg Braubach)と言われましたが、−聖マルクスのいる城−マルクスブルへと変わっていきました。

1479年に城はヘッセン方伯の遺産相続されて、30年戦争(1618−1648)の時には大砲台や保塁(バスチオン)が作られ防御力を強化しました。この城がオリジナルに近い建築状態を保てたのは、ほとんど攻撃されたことも無く包囲されたことも無いからです。ただ第2次世界大戦の終わり頃に大砲の射撃の響きで城の屋根や望楼がひどく破壊されました。
大砲台
領地の管理と保安、ライン河とニュール川渓谷の通商路などの保安が、マルクスブルグ城の本来の主な任務でした。ヘッセン方伯とナッサウ公爵の支配下にあった時、しばらく仮の国営監獄として使われていました。頑丈な格子窓の数々が、今でもなお当時の苦難な時代を思い起こさせます。長い間放置されて荒廃・腐朽がはげしく、1866年にプロシア国の支配下に置かれた後でさえも、城を維持管理しようとはしませんでした。

1900年にドイツ皇帝のとりなしで、枢密顧問官ボード・エプハルト(Bodo Ebhardt)氏が創立したドイツ古城保存協会に、象徴的な値段1,000マルクで城が買い取られた後、初めて工夫に富んだ古城の新しい用途が実行され始めました。それ以来、古城は中世史の生きた博物館となっています。

2.配置・構造

5つの城門を通り岩山を打ち砕いて作った騎馬階段を登ると、城の中庭に出ます。そこにはロマネスク様式のPalas館(1705年の火災の後、階上を建増したり改築した)への入口と、ゴシック様式の広間への入口があります。

一番最初の見所は1974年に大々的に修復された古城台所です。そこには巨大な壁付暖炉と「深い壁のくぼみのある窓」があり、ろうそくの灯火と炉の火明りで、ロマンチックな祝宴を催すことができます。


14世紀の古城台所

甲冑の間

階上には中世の「婦人の間」と「騎士の間」があり、それに続いて礼拝堂があります。1705年以降に建てられた「ライン河向きの館」には「織機室」と、甲冑の発達を学習用に展示している「甲冑の間」があります。

城の中でも一番古い部分と思われる高さ40mの望楼には、今では木造の橋を渡って入れますが、昔は約8mの高さのところにある望楼の入口へは梯子で登っていって入りました。望楼の中には深さ6mの塔地下牢獄があり、囚人を「恐怖の穴」というところから投げ落としたそうです。「ライン河向きの館」の下には中世の泉があり、17世紀ないし18世紀のものと思われる水槽もあります。

マルクスブルク城はユニークな建築の城郭ですが、その一角、城の上部城郭と壕との中間に薬草園があります。それは3部に分かれていて、「魔女と迷信の植物の部」、「薬用植物と薬味用野菜の部」、「カール大帝の荘園法令に基づいた植物の部」から成っています。この他に中世の絵画に描かれているように植え付けられた二つの芝生の台があります。


望楼

ワイン貯蔵地下室
中世都市の裁判権に関する拷問具と処刑・刑罰の用具のある拷問室は、以前には馬屋であったところに設けられています。拷問室は現代になってから作ったものですが、中世の裁判や判決に関して一瞥できるようになっています。また、古城にはワイン貯蔵地下室と鍛冶場も欠かせないですから、これらも見学できるようになっています。

3.ドイツ古城協会

マルクスブルク城内にはドイツ古城協会が置かれており、ここには城郭に関する約12,000冊の蔵書、種々の記録文書収蔵の図書館もあります。

中世史や中世の城郭、宮殿に関心のある方は「ドイツ古城協会の任務について」のパンフレットが城の売店にあります。詳細は城内にあるドイツ古城協会(DBV)の事務所へご連絡ください。

住所:uber 5423 Braubach / Rhein
電話:0 2627/206
(参考資料:マルクスブルク城パンフレット/1984)

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